倉敷南キャリア教育グローバル教育学校行事

1学期終業式_タカタハルユキスクール修繕のための募金のお願い

投稿日:2025年7月19日(土曜日)

7月18日(金)に行われた1学期終業式の後、この8月に本校主催「カンボジア研修」に参加する生徒33名の代表4名が、全校生徒にオンラインで、現地で訪問するタカタハルユキスクールの修繕のための募金を呼びかけました。

今回で5回目となるカンボジア研修では、毎回その研修のハイライトとしてタカタハルユキスクールを訪問しています。タカタハルユキスクールは、本校卒業生の高田晴行さんから名付けられました。高田晴行さんは勤務されていた岡山県警から国連平和維持活動(PKO活動)に出向し、カンボジアで治安維持の任務に当たっておられた1993年に、現地で武装勢力に襲撃され殉職されました。

高田晴行さんは、亡くなられた場所のすぐ近くにあった小学校へ時々赴き、子どもたちと交流していたそうです。ご遺族の方々、倉敷南高校時代の同級生の方々が、資金を貯められ、ついに2014年にこの小学校のために新しい校舎を建設されました。それ以後、この小学校は現地でも「タカタハルユキスクール」と呼ばれています。

ただ、それ以後、この学校をメンテナンスする資金はありません。建設から10年以上が経ち、校舎に傷みも出てきています。今回カンボジア研修に参加する生徒たちは、訪問時に校舎のメンテナンスをしたいと考えています。校舎の側壁が剥がれ落ちている部分が多く見られるため、側壁全体を再塗装する作業を計画しています。その費用として、約5万5千円が必要となっています(ペンキ代、塗装を指導する業者代など)。生徒たちは、その費用を全校生徒、保護者の方々、教職員へ募金を呼びかけることで集めたいと考えています。

募金の日時は7月18日(金)放課後、22日(火)登校時、23日(水)登校時、ともに昇降口にて行います。目標金額に達しない場合は、追加で実施も検討中です。また募金が目標金額を超過した場合は、タカタハルユキスクールを建設した日本のNPO「JHP・学校をつくる会」に寄付します。

今年2月にご講演いただいた「JHP・学校をつくる会」の野村政道様曰く、『この学校は倉敷南高校の第2の姉妹校。カンボジアにそんな学校があることを忘れずにいてほしい。』

みなさん、募金へのご協力、どうぞよろしくお願いします。