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授業力向上委員会_令和7年度「第2回授業力向上研修」を開催しました
投稿日:2025年12月23日(火曜日)12月22日(月)に、青森県立八戸商業高等学校の宮本幸子先生をお招きして、今年度、「自律した学習者の育成〜質問力の養成から思考力の向上へ〜」の共通テーマのもと全校教員で取り組んでいる授業力向上研修の二回目を開催しました(一回目は5月にオンラインで宮本先生にご出演いただきワークショップ形式で開催しました)。今回は、他校の先生方にも参加を呼びかける形で公開研究授業を3限(理科・化学 2年)、4限(外国語(英語)・英語コミュニケーションⅡ 2年)、5限(国語・現代の国語 1年)、6限(情報・情報Ⅰ 2年)と実施した後、校内教員による研究協議を行い、宮本先生からご講評をいただきました。
研究授業では、「QFT=Question Formulation Technique」(質問づくり)を中心に据えて各教科で研究してきた成果を代表教員が実践しました。どの授業にも、授業者が提示した「質問の焦点」をもとに生徒が作成した質問をグループ・クラスで共有する活動が含まれていました。理科では質問づくりを概念の理解へと発展させる学習活動、外国語(英語)では読解した内容を踏まえて新たに質問を作り思考を深める学習活動、国語では自分の考えを深めるために作成した問いを検証し他者に説明する学習活動、情報では既習事項を活用して生徒自身がテストの問題を作成する学習活動が行われました。






研究協議では、授業者から授業の目的や手法等の説明が行われた後、宮本先生からご講評をいただきました。理科では生徒が質問を作り慣れており優先順位を意識させる活動になっていたこと、英語では生徒から将来のキャリアと結びつけた質問がたくさん出てきたこと、国語では生徒が質問づくりからプレゼンまで全てやり遂げ達成感を得ていたこと、情報では他のグループが作った問題に他のグループが答える手法が効果を上げていたことを特に取り上げられ高く評価されました。そして最後に、QFT(質問づくり)が学習者の能動的な関与、理解力・記憶力の向上、メタ認知的な思考のプロセスの深化といった点において極めて有効な学習活動であることを話されて締めくくられました。







この研修会を経て、各教科では今年度の取組を総括し、改善点を次年度の授業実践に生かしていきます。本校教員の授業力向上の取り組みは、今後も継続していきます。