倉敷南2年次教科活動
2年次_51期難関大指導講座が始まりました
投稿日:2025年9月9日(火曜日)9月8日(月)から、51期生を対象とした「難関大指導講座」が始まりました。初回は、年次主任・進路課長・年次副主任、さらに国語・数学・英語の先生から熱いメッセージが送られました。
年次主任からは、かつて山岳部の顧問をした経験をふまえ、「受験とは山登りのようなもの」という話がありました。「受験そのものに意味があるのかどうかは一概には言えませんが、その過程を本気でやり切った人にしか見えない景色があります。ぜひ皆さん一人ひとりにしか見えないその景色を、受験を通して見てほしい」というメッセージでした。


進路課長からは、「どんな山をみなさん登りますか?みなさんが目指している山の頂はまだ見えていないはずです」との言葉がありました。「葦岡祭の体育大会のリレーを例に、最後の逆転はゴール直前に起こり、勝敗を決めたのは最後まで力を出し切れた人でした。勉強も同じで、普段の学習に“プラス・ワン”を積み重ねられるかが大切です。どんな山を登ることになるかは人それぞれ違いますが、結果を残すのは例外なく『やり切った人』。先生方も一緒にやり切ります。皆さんも最後までぜひやり切ってください」との力強い言葉がありました。
副主任の先生からは、「切り替えが大事です」と話がありました。「今日が新しいスタートの日です。51期全体で、仲間の頑張る姿に刺激を受け、お互いを励まし合いながら進んでいってほしい」というメッセージでした。
続いて国語の先生からは、「自分はどうなりたいのか」という問いが投げかけられました。「学部や大学を選んだのは、自分のなりたい姿があったからのはずです。難関大学の魅力は、素晴らしい人材が集まっていること。その環境で新たな友人と出会い、自分の才能を大きく開花させてほしい。そのためには、何が自分に足りないのかを自覚し、思考力と判断力を鍛えることが必要です。考えることをやめない、まずやってみる、たとえ失敗しても挑戦してみる――その積み重ねの中で学問の面白さに出会えます。大学は就職のために行くのではなく、学問を深めるために行く場所です。学問はマラソンのように腰を据えて淡々と続けていくもの。その姿勢を大切にしてほしい」と語りかけました。


数学の先生からは、「理系は数学ができて当然。文系も、最後の合否を決めるのは数学です」という厳しくも現実的な言葉がありました。「積み重ねが結果に直結する教科だからこそ、今の努力が未来につながっていきます。」
英語の先生からは、先日行った小テストについて「当たり前のレベルが低すぎる」と厳しい指摘がありました。「授業内の小テストはできて当然。その上で、難しい英文をしっかり読み解く力をつけなければなりません。そして、わからないところを放置せず、自分から先生のもとへ質問に来ること。受け身ではなく、自ら学びに向かう姿勢が大切である」と伝えました。
受験という大きな山を登る過程は険しく、時に厳しいものです。しかし先生方の話にあったように、「考えることをやめない」「淡々と続ける」「やり切る」、そして「自ら学びに向かう」ことを大切にすれば、必ず自分にしか見えない景色にたどり着けるはずです。51期生の皆さんが互いに切磋琢磨しながら、この挑戦を共に乗り越えていくことを期待しています。
この難関大学指導講座では、週1回放課後に集団指導(国語・数学・英語)が行われ、加えて個人の添削指導が行われます。このメンバーから、将来何名の生徒が難関大学へ進学できるか。大きな期待が膨らみます。