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学校行事_第50回卒業証書授与式
投稿日:2026年3月2日(月曜日)令和8年3月1日(日)、本校体育館にて第50回卒業証書授与式を行いました。日曜日ということもあり、多くの保護者の方にご出席いただきました。厳かな雰囲気の中で式は行われ、退場時には目に涙を浮かべている生徒が多数見られました。天候にも恵まれ、本校50期生が晴れやかに学び舎を巣立っていきました。



最初に、校長から50期生計310名の総代に卒業証書が授与されました。
その後の式辞の中で、校長は、50期生が倉敷南高校創立50周年の記念の年に入学したことに触れ、「創立50周年記念式典で、同窓生の合田哲雄さんからいただいた『これまでのやり方にとらわれずに、新しい発想で未来を切り拓いていって欲しい』という言葉通り、皆さんは、勉強、部活動をはじめ、様々なことに果敢にチャレンジしました」と 述べました。特に、この学年が葦岡祭で初めて取り組んだ模擬店や、ハイブリッド開催を成功させたことを称賛しました。
続いて、「人間にしかできないことは何なのか。このAI時代に人間が身につけるべき知性とは何なのか」と、生成AIの進化が目覚ましい今、人間の存在意義や学問の意味が改めて問われていると伝えました。そして、自ら読んだ本の内容から、AIには人間のような論理的思考に限界があることを指摘し、その一節を引用して「AIが提示してくる様々な提案や回答を鵜呑みにせず、その妥当性を判断できる知性が必要なのです」と述べた後、「これから皆さんは、書物をたくさん読み、自ら進んで多くの体験をし、多くの人と対話し、学びを深める中でこの問いに自分なりの答えを見つけ出してほしい」と期待しました。
最後に、「この南高を巣立っていく卒業生の皆さん一人ひとりの、輝かしい未来と、限りない可能性を心より願っています」とエールを送りました。


在校生代表の送辞は、まず50期生がコロナ禍を経た新しい学校を創るパイオニア的存在であったとして、「様々な分野で素晴らしい成果を残した部活動、『ハイブリッド葦岡祭』をはじめ新しい企画に取り組んだ学校行事や委員会活動など、「当たり前」を重ねながら、高い志に向かって挑み続けるという、南高生として目指すべき姿を示してくださった先輩方の存在は、私たちにとって大きな目標でした」と称えました。
続いて、50期生の受験期の雰囲気について触れ、「本格的に受験に向かう季節になってからは、先輩方は、もう一つの『本気』を見せてくださいました。校舎が違う私たちにも、早朝から放課後遅くまで、自習に勤しんだり、職員室の前で指導を仰いだり、面接練習に励んだりする姿から、受験の空気感が伝わってきました。寸暇を惜しんで学ぶ姿に私たちも将来の自分を重ねて、身が引き締まる思いがしました」と述べました。
最後に、「私たち在校生は、皆様から受け取った伝統を、次へとつないでいきます。葦岡祭を初めとする行事にも、日々の学びにも、真摯に向き合う姿勢と全力で楽しむ気持ちを忘れず、後輩へと受け継いでいくこと。それを私たちの責任として果たしてまいります」と決意を表明しました。


卒業生代表の答辞では、入学・葦岡祭・カシミア高校との交流・修学旅行・探究活動など、この3年間の思い出を振り返りつつ、本校で学んできたことを追想した後、受験勉強の経験に触れました。「葦岡祭が終わって、本格的に受験勉強に取り組む日々になりました。学年目標『万里一空』を掲げ、受験という大きな試練を乗り越えるために、仲間と支え合いながら、切磋琢磨しました。共通テストという壁に、不安や焦りを覚え押しつぶされそうになることもありましたが、毎日放課後教室に残り、クラスメイトと一緒に勉強したり、問題を出したり、励まし合ったりしながら一歩ずつ前に進んできました。また、家族は毎日疲れて帰宅する私たちを、温かい言葉と共に出迎え、見守り続けてくれました。共通テストを前に、葦岡祭のブロックの後輩たちから届いた温かな応援メッセージは、教室の後ろから、私たちの背中を力強く押してくれました。この受験を乗り越えることができたのは、先生方が日々の授業や行事を通して、考え抜く力や粘り強さを育ててくださったからこそだと思います。また葦岡祭や部活動などで培った体力や精神力、そして課題に向き合い続けた日々の積み重ねは、確かな力として私たちを支えてくれました。」
また、自らが令和6年度全国高校生英語ディベート大会へ出場した経験から学んだことにも言及しました。「ESSでのディベート大会に向けての取組では、思い通りに言葉が出てこなかったり、自分の考えがうまく伝わらなかったりすることもあり、努力してもすぐに成果が上がらないもどかしさを何度も感じました。しかし、仲間と支え合い、励まし合いながら練習を重ねる中で、少しずつ自信を深めました。この経験を通して、結果を出すこと以上に、困難に向き合い続ける姿勢が大切なこと、一人では太刀打ちできないことでも仲間と共に挑戦することで道を切り拓いていけることが分かりました。英語によるディベート力の向上という共通の目標に向かって努力した時間は、私にとって、高校生活でのかけがえのない経験の一つです。」
最後に、「私たちは明日からも、機会を与えられるのを待つのではなく、自ら考え、選び、勇気を持って進んで行きます。本校で培った学びと経験を胸に、社会の中で問いを見つけ、多くの人たちと対話を重ねながら、よりよい未来を切り拓いていくことをここに誓います」と決意を表明し、締めくくりました。堂々と、万感の思いを込めた答辞に、卒業生の多くが目に涙を浮かべていました。










50期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。倉敷南高校での学びとそこで出会った仲間との絆を胸に、それぞれの未来へ力強く歩んでください。今後のご活躍を期待しています。